Tokyo.Rについて諸々

はじめに

こちらは、「コミュニティ Advent Calendar 2017」22日目の記事です。

adventar.org

先ほど見たら、ほぼ誰も記事を書いていませんでしたが、せっかくなので。

私@koriakaneが運営に携わっており、よく出没する、Tokyo.Rについて書きます。

※ほぼポエムです。

 

Tokyo.Rとは

Tokyo.Rとは、東京で開催されている、R言語の勉強会です。

R言語とは、主に統計解析で使用されているプログラミング言語です。

詳しくは、公式ホームページやWikipedia、もしくは「R とは」で検索した結果を

参照して頂ければと存じます。

R: The R Project for Statistical Computing

R言語 - Wikipedia

 

Tokyo.Rは、R言語を使用している、もしくはR言語に興味がある、

さらにはR言語は使用していないし使う予定もないけど、

勉強会の参加者に興味がある、という方まで、なんでもござれです。

発表内容も、Rでの分析事例から、Tips、さらにはRに関係のないことまで、

これまたなんでもござれです。

現時点で計66回開催している、歴史の長い勉強会となっております。

atnd.org

 

Tokyo.Rに参加し始める

私が初めてTokyo.Rに参加したのは、調べてみると、第55回のTokyo.Rでした。

もうすぐ1年半になるようです。驚き。

atnd.org

 

そもそもTokyo.Rを知ったきっかけは、大学の研究室でお世話になった教授に、

「就職で東京に来たけど、分析の話ができる知人がいない」と話したところ、

里さんを紹介してもらい、里さんの経歴を見て、

「Tokyo.Rっていう勉強会があるのか」と知ったことでした。

そのタイミングで、偶然にも第55回の参加枠が空いていたため、参加した、

......んだったと記憶しております。ほとんど覚えていませんが。

 

大学時代からRを使っていたため、ある程度の知識はあるし、

参加しても大体は理解できるだろう、という浅はかな考えで会場に向かったのですが、

発表者の方々の話を聞くにつれ、

「あれ、私が使ってたRと同じものの話をしてるのかな、これ......」という

気持ちになりました。

それくらいRでできることの幅が広く、自分がいかにちっぽけな世界にいたかを

痛感させられた覚えがあります。

 

その時の衝撃が強かったため、「これは勉強になる」と感じ、

その後も、時間の都合と参加者の空きがあれば、参加するようになりました。

(調べたら55回、56回、59回にしか、参加登録してませんでした。なんと)

 

運営に関わり始める

私はコミュ障で、人と話すのがすこぶる苦手なので、懇親会には参加せず、

発表が終わり次第帰っていたのですが、初めて懇親会に参加した時に、

「運営メンバーを募集します」という話がありました。

そこで何を思ったか「手伝います」と里さんに言ったところ、

次の回(60回?)から、受付をしていました。驚き。

今となっては、何故あの時「手伝います」と言ったのか、さっぱり覚えていませんが、

結果的には、偉大なる発表者の方々と話す機会ができ、

意図せず私のTwitterアカウントをフォローしてくださる方も増え、

人生が面白い方向に進んだ感じがします。

 

現在では、Tokyo.Rのお金の管理と、

初心者セッションの一部を担当するまでになりましたが、

「しているのと、できているのは、違う」ということを、

運営側として参加する度に痛感しております。

まだまだ伸びしろがあると感じさせて頂けるのは、ありがたいことです。

日々精進です。

 

運営して思うことあれこれ

運営に関わる中で、勉強会(並びにコミュニティ)の運営で思うことあれこれを

記載します。ほぼポエムです。

本記事を読んだ方で、何か良い案があれば、

何かしらの手段でアドバイス頂けると幸甚です。

 

なお、以下内容は、あくまで個人の考えであり、

Tokyo.R運営メンバーの総意ではないので、その旨ご了承頂きたく存じます。

 

発表について

勉強会を開催するにあたり、以下3点を事前に調整する必要があります。

  • 開催日時
  • 開催場所
  • 発表者

この中でも、特に発表して頂ける方の確保が、なかなか難しいです。

開催場所の確保も難しい部分はありますが、発表者は人数を確保する必要があるので、

難易度が上がると考えております。

 

Tokyo.Rは、大きく「初心者セッション」「応用セッション」「LT」の3部構成に

なっております。

「初心者セッション」は、Rを使い始めたばかり、もしくは、まだ使っていないが

Rに興味を持っている方向けの内容を、発表する場となっております。

「応用セッション」では、中級者・上級者向けに、主にRの最新パッケージや、

分析手法の紹介を発表する場となっております。

「LT」では、5分間で、発表者の方が自由にRや分析の話をする場となっております。

 

基本的には、「初心者セッション」「応用セッション」はそれぞれ3枠、

「LT」は6〜8枠用意しております。

「初心者セッション」は、運営メンバーで可能な限り担当し、

「応用セッション」では、色々な方に話して頂きたいと考えておりますが、

皆さんの都合もあるため、なかなか集まらない回もあります。

本当は、それも含めて運営メンバーで巻きとれるよう、

事前に準備しておくことが理想だとは思いますが、

運営メンバーの負荷が高くなるため避けたいですし、

個人的にも、色々な方の発表を聞きたいと考えております。

 

現時点では、Tokyo.Rの懇親会でのハンティングや、

以前発表して頂いた方に、直接依頼する、などの方法をとっています。

ですが、そもそもの発表して頂ける方の数を増やすことも重要だと

考えておりますので、今まで勉強会で発表したことのない方が、

気軽に発表できるような環境を作っていければいいな、と考えております。

具体的な策は今のところないですが。。

 

また、「初心者セッション」を運営メンバーで担当することにしているのですが、

初心者セッションが、これまた難しいのです。

なぜなら、ターゲットが読めない。

「Rをこれから触ろうとしてます」という人が多い回もあれば、

自称”初心者”しか参加していない回もあります。

どちらのターゲットにも役に立つ発表にするのは、かなり難易度が高いため、

ここは試行錯誤が必要だと考えております。

しばらくは、試行錯誤にお付き合い頂けると幸甚です。

 

勉強会の配信について

Tokyo.Rは、その名の通り、東京で開催しておりますが、

発表してくださる方の中には、遠方からはるばるお越し下さる方もいらっしゃいます。

その方々、さらには当日何かしらの理由で開催場所に行けない方に向け、

勉強会の様子を配信したいと考えております。

前回の第66回Tokyo.Rでは、ツイキャスを用いて配信しました。

Tokyo_R (@TokyoRCommunity) 's Live - TwitCasting

ツイキャスは、デフォルトでは、30分しか配信できないようですが、

どうやら閲覧している人から「コイン」をもらうと、延長できる、という

仕組みらしく、この仕組みは面白いな、と実施しながら思いました。

どれだけコインが集まったか、をデータとして蓄積しておいて、

後々分析したら指標として使えそうですし、何より楽しそうです。

 

ただし、配信を行うにあたり、一つ課題があります。

それは、発表者の意思を尊重しているか、ということです。

Tokyo.Rでは、(私が知っている限り)発表資料の公開を強制してはいません。

つまり、発表内容をインターネット上に残すか否かは、

発表者本人の意思に委ねております。

※個人的には、発表資料の公開は、発表者の方の優しさだと思っております。

 

ですが、ツイキャス等で配信すると、本人の意思に背き、

発表内容が公開されてしまう可能性があります。

前回の配信時には、配信が嫌な方は事前に伝えて頂くよう伝えましたが、

その場では言いづらい、という方がいらっしゃる可能性もあります。

私も以前、自身が発表している様子が、アカウントと紐づけられてTwitter上に

載ったことがありました。

その時は「別にいいか」と思いましたが、後々「やっぱり嫌かも」と

思った記憶があります。

 

そういった、その場では言いにくいことを言えずにモヤモヤしてしまい、

結果として、勉強会そのものが有意義にならないのは、

その方のためにならないですし、

私としても、できれば楽しんで帰って頂きたい、という思いがあります。

今後の回も配信を考えている以上、

そういった、発表者・参加者の方が不快な思いをする行為が発生した際に、

連絡する窓口を作っても良いのではないか、と考えております。

これは、配信の有無に限らず、何かしらのハラスメント行為が発生した際にも

対応できるようなもの(アンチハラスメントポリシーとか)を

作りたいと考えております。

この件に関しては、他の運営メンバーとも相談し、進めていく所存です。

 

その他、他にも書きたいことはございますが、

だんだん長くなってきたので、ここら辺でやめておきます。

今後、運営に関わる中で、さらにポエムが増えてきたら、

整理した上で、再度記事として記載する所存です。

 

終わりに

長くなってしまった上に、最後の方はややネガティブな話となってしまいましたが、

Tokyo.Rの運営は、基本的に”ゆるふわ”でやっております。

今後も"ゆるふわ"にやっていくために、できるだけ運営メンバーの負荷を

分散したいので、運営メンバーは引き続き募集しております。

Tokyo.Rの運営に興味のある方は、

Twitterアカウント@TokyoRCommunityに連絡して頂くか、

slackのr-wakalang内の#TokyoRチャンネルにJoinして頂けると幸甚です。

 

twitter.com

qiita.com

 

拙文失礼しました。

ではでは。

 

あ!

Tokyo.Rも、是非参加してみてください!!

次回は、1/20(土)開催予定です。

最新情報は、@TokyoRCommunityにて配信予定なので、

チェックしてみてください。